武蔵国分寺史跡巡り ~武蔵国分尼寺跡~2023.12.20

国分寺史跡巡りPART2。講師は昨年に引き続きふるさと文化財課の増井有真氏です。いずみホール集合で、鎌倉街道を歩き、武蔵国分尼寺跡へと向かいます。

西国分寺 いずみホール

いずみホールの時計。これまで何度も見ているのですが、文字盤の上までは見ていなかった・・・。
いずみホールかを出て南へ。史跡通りを抜けます。

武蔵台遺跡公園

府中市武蔵台遺跡公園 縄文時代の住居跡 

史跡通りから武蔵野線に並行してさらに南へ。府中市に入った住宅地の中に小さな史跡公園があり、なんと縄文時代の住宅跡が見られます。縄文時代を思うと、奈良時代はそんなに昔ではないかもしれません。縄文の4000年前もこの辺りは住宅地(?)だったのでしょうか。きっと今も昔も住みやすいお土地柄なのでしょう

鎌倉街道

鎌倉街道と呼ばれるようになったのは江戸時代だそうですが、ここが鎌倉と信州を結んでいた道の一部です。舗装はされても、”いざ鎌倉”の趣、感じられますね。タイムスリップしたみたい。日が暮れてから通るのはやめたほうがいいかも。

武蔵国分尼寺跡

今回のコースのメイン。尼寺跡に到着。写真奥の塀を超えたところが下の写真です。
尼僧が暮らしていた尼房跡 部屋割りがわかるそうです。
正面の小高くなっているところが金堂です。金堂の基礎がどうなっているのか再現した「金堂基壇版築観察施設」が併設されています。下の写真はうまく撮れずにほんの一部です。実際には人の身長を超える高さの本格的な断面が見られます。

文化財資料展示室

第四中学校の体育館の片隅に文化財資料展示室があります。この中学建設地には鍛冶工房跡があったそうで、中学建設の際の調査で出土されたものが展示されています。史跡保存と土地利用の問題はなくなることがないのでしょうが、その一つの形として、ここが史跡の一画だったことを忘れてはいけないのだと思います。

出土品の数々、大変いい状態で展示されています。あまりアクセス便利な場所でもないし、こじんまりとできているので、大勢の団体で訪れるには不向き。こだわりを持ってじっくりと出土品と向かい合いたい人の願いを叶えてくれそうな場所でした。

隣は瓦の展示室です。瓦は大変奥が深いようで・・・「鬼瓦ってどこだなんぞや」レベルの私としてはただ眺めるばかりなのですが、何か遊び心のある瓦には「昔の人たちも素敵!」と愛おしさを感ぜずにはいられません。

計画中の(仮称)郷土博物館はどこに?

武蔵国分寺跡資料館

前回と同様に、終点は武蔵国分寺跡資料館です。

【書籍】見学ガイド 武蔵国分寺の話

147頁、400円
尼寺跡のページです

参考書籍として紹介していただいた「見学ガイド 武蔵国分寺のはなし」を購入。写真も多く、地図やイメージ画像などほとんどがカラーで見て楽しい。400円はお得です。一家に一冊いかがでしょうか。武蔵国分寺跡資料館、史跡の駅おたかフェ、三石堂書店(国分寺駅南口~南町3-18-17)で購入できます。

感想

いずみホールから武蔵国分寺跡資料館まで、増井講師のお話をききながら約2時間の史跡巡りウォーキングになりました。

昨年は武蔵国分寺跡の史跡指定100周年ということで、多くのイベントや講演がありました。私も含めて多くの市民が改めて史跡に関心を持ったのではないでしょうか。今回尼寺跡はなんと十数年ぶりでしたが、また新鮮な気持ちで訪れることができました。

マンションや住宅が増えていく普段の生活の場からやってきて、我が身の頼りない想像力を最大限に働かせて壮大な武蔵国分寺の全体像をイメージするのはなかなか楽しいものです。歩いて運動不足解消、必死のイメージで脳トレもできたかな、と思える半日になりました。

「受け継いで後の世代に託す」という増井講師の文化財に対する想いが、とても印象に残っています。文化財に限ったことではないかも。この想い、教訓にしたいです。増井講師、ありがとうございました。

記:小野

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