箏についての勉強会 2026.01.21

はじめに

令和7年度文化講座(2026年3月14日開催予定)は箏のレクチャーコンサートです。そこでこのレクチャーコンサートに先駆けて、文化振興市民会議員で「箏に関する勉強会」を行いました。講師は箏演奏家の上條妙子先生です。用意していただいた箏はなんと一人に一面。当日の記録をご覧ください。

簡単な歴史や基本事項を頭に入れて

箏(そう)と琴(きん)は別の楽器。筝は13弦を柱で調律し、琴は弦を押さえて音程をとる。言われてみれば、そう言えばという気もしたり、それでいて筝は13弦あるのかと初めて認識したりと何とも頼りない受講生です。

奈良時代に唐から渡って来た筝は、雅楽の構成楽器のひとつだった。それが個の伴奏楽器として使われるようにもなり、筝の純器楽曲も作られるようになり・・・と楽器として出世?していくのですね。

そして明治時代。宮城道雄によって西洋音楽の手法も取り入れられ、筝曲の世界も大きく広がったそうです。(この宮城道雄さんの曲がレクチャーコンサートにつながっていきます。)

楽器を習う時にすぐ思いつくのはピアノ、バイオリン、オカリナ・・・? 箏の順位は決して上位にはないと思うのですが、日本では西洋楽器が明治以降のものだったと考えると、日本人と箏とのお付き合いの長さはまだまだ西洋楽器とはくらべものになりません。

面白いなと印象に残ったのは「各部の名称」です。筝は一匹の竜に見立てて各部の名称がついているそうで、口前・竜角・竜眼等々。これからは箏の背後に竜が重なって見えそうです。

さくらさくらを弾いてみる

調弦は先生があっという間に済ませてくださっていました。爪を付けていよいよ実践です。譜面は以下の通り弾く弦を示す漢数字。縦書きです。何もかもが新鮮。

「弾(はじ)いてとめる」が初めての音出しの基本のよう。目の前にあるのだから当たり前なのかもしれませんが、想像していたよりも太く大きい音が出るのに驚きました。さて、「さくらさくら」ですが、弦には1弦、2弦・・とそれぞれ番号があり、譜面の番号にならっていくと開放弦だけで最後まで旋律をたどっていけます。(←他の言い表し方がわかりません。)調弦おそるべし。

先生の演奏も聴くことができて

私たちの「さくらさくら」の後は講師演奏です。曲はさくら変奏曲。この勉強会の流れをうまくつなぐ選曲です。細かい奏法はわからずとも、筝という楽器の魅力満載の曲でした。

筋の通った箏の音を聴いていると、自然と姿勢を正して聴かなくてはという気持ちになります。演奏が進むにつれて会場の空気がキュッっと引き締まっていくような感じがしました。

感想

貴重な体験ができました。先生のご指導の下、初心者ばかりで「さくらさくら」を初めて演奏して感じた期待と緊張と喜びの一体感、忘れられない思い出になりそうです。また、先生の気さくなお人柄が、勉強会を和やかな雰囲気にし、筝を身近に感じる手助けをしてくれたような気がしてなりません。

楽器って楽しいですね。バイオリンなら「きらきら星」、箏なら「さくらさくら」と私のレパートリーに入れたいです。

最後になりましたが、講師の上條妙子先生です。貴重な体験をありがとうございました。3月のレクチャーコンサート(下のチラシをご覧ください)が楽しみです。 

記 小野

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