武蔵国分寺のはなし 文化講座の様子
史跡指定100周年にちなんで、今年度の文化講座のテーマは「武蔵国分寺のはなし」。講師はふるさと文化財課の増井有真さんです。まだまだコロナの感染者もおさまらない状況下、加えて年末のあわただしい時期にさしかかっているもかかわらず多くの方々にご来場いただきました。当日の様子を写真でお伝えできればと思います。
感想
奈良時代を駆け抜けた1時間半でした。「国分寺建立の詔」発令の前には、日照りによるききんが起こり、地震が続き、天然痘の大流行があり、九州で反乱が起き、と災難続きだったそうです。国の安寧を願って建立された国分寺。異常気象と地震と新型コロナをかかえる今も、奈良時代と変わらないですね。国分寺があったこの地で、現在の安寧も願わずにいられません。
聖武天皇の「国分寺建立の詔」までの経緯、武蔵国分寺がどれほどの規模でどのようなものだったのか、直球で講演していただいた感じがします。概要を把握できたところで、個々の史跡にスポットを当てた続編の機会があったらパーフェクト?! 先月参加した史跡めぐりウォーキングの楽しい体験が忘れられない私としては、武蔵国分寺の規模は実際に歩いて実感されることをお勧めしたいです。
最後の写真は奈良時代と武蔵国分寺の概要がまとめられたレジュメです。とてもうまくまとめられていて貴重です。連載当初からの私の愛読書「天上の虹」(漫画~持統天皇物語)と一緒に保管しようと思っています。
(記:小野)
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