武蔵国分寺のはなしPart2 前回の復習から
前回の講座では、聖武天皇が国分寺建立の詔を発令するまでの「奈良時代」のお話をしていただきました。前回の様子はこちらでご覧になれます。
武蔵国分寺跡の史跡調査、史跡整備
Part2の今回は、武蔵国分寺を中心にお話していただきました。江戸時代の絵には大きな基石があり古瓦がたくさんころがっていた。明治時代、初めて実地調査が行われた。大正時代、武蔵国分寺跡が「史蹟」に指定された。昭和時代、本格的な発掘調査が行われた・・・・。宅地開発・土地利用vs史跡保護の問題に直面しつつも、平成を経て現在も史跡の整備保存は進行中。奈良時代に当たっていたはずのスポットライトが、いつしか私たちの足元までやってきました。
武蔵国分寺の建物
武蔵国分寺は他の国分寺と比べ、大変規模が大きいそうです。七重の塔、金堂、講堂、その他数々の建物や設備。基本を頭に入れたら是非とも実際の建物跡に足を運んでみて欲しいです。武蔵国分寺の造営労力や建設費用についてもお話がありましたが、数字が大きすぎてこちらはいまだイメージがわきません。
歴史・史跡との向き合い方
多くを語らずとも、ジーンとくるものがありませんか?国分寺市に住む人、国分寺市を訪れる人すべての人の心に届けたい。
瓦とワークショップ、書籍の紹介
感想
下のレジュメの一番初めにあるポイント、”人の「思い」を知る” に貫かれた講演でした。
武蔵国分寺史跡に、「万民に幸福を」という聖武天皇の願いを重ねてみると、なんだかこれまで以上に素敵なものに思えませんか(単純か・・)? 少なくとも、歴史には悲惨なことも多々あるなかで、「万民の幸福」を願ったものというのは素敵です。
講演に来られずこれを読んで下さっている方には、増井講師の歴史に寄せる「思い」を少しでもお伝え出来たらと願っています。
記:小野
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