武蔵国分寺史跡巡り 2022.11.18

令和4年度文化講座「武蔵国分寺のはなし」(2022.12.25)開催に先だち、文化振興市民会議員でふるさと文化財課の増井さんを講師に迎え、「史跡めぐり勉強会」を行いました。4時間に及んだ史跡めぐりの足跡です。

いずみホールから東山道武蔵路跡へ

いずみホール集合 お話をして下さるのはふるさと文化財課 増井さん
西国分寺駅にかかる武蔵国分寺陸橋。お天気がいいと正面にスカイツリーが見えます。

東山道武蔵路跡。落ち葉の季節です。側溝のところは舗装の色分けがされています。

中央線の南側から多喜窪通まで続きます。そこで住宅地となり途切れてしまいますが、多喜窪通りの南側にも突如下記のような場所が現れます。

史跡東山道武蔵路跡(武蔵国分寺跡北方地区)ここでは特殊遺構が。
瓦の表札。こんなところにも瓦が(笑)

国分寺境内

  • 国分寺薬師堂
当時の人の耐震技術が隠れています
お遍路石仏 薬師堂裏手
  • 仁王門
木材再利用の跡
  • 国分寺楼門
  • 国分寺本堂
国分寺本堂
万葉庭園。160種の植物と万葉集の歌。

武蔵国分寺跡(金堂、講堂、七重塔跡)

講堂跡
講堂跡 出土された瓦も一部使われています
金堂・講堂間の通路とどうかん遺構(幡を揚げるためのもの)。武蔵国分寺は国分寺の中でもかなり規模が大きかったそうです。幡が揚がるとますます壮観になりますね。
金堂跡
金堂跡案内版
  • 七重塔跡
アプリをダウンロード⇒3DARクリックで七重塔が現れます!!

真姿の池湧水群

真姿の池

武蔵国分寺跡資料館

旧本多家家住宅長屋門 2階まであがって見学できます
旧市庁舎から引っ越してきた七重塔復元模型
史跡めぐりの終点。資料館ロビー。

感想

晴天に恵まれ、増井氏の溢れんばかり?!のお話を聞きながらの史跡巡りウォーキング。運動不足の身にはありがたい機会。道路の道幅は10m以上、七重塔は60m以上。奈良時代の大きな事業に思いを馳せ、非日常的な刺激を受けました。非日常とはいえ、国分寺市民にとっては史跡がこんなに身近なところにあるのです。そんな当たり前のことも再認識。何度か訪れたことがあるスポットでも新たな解説で想像の世界が広がりました。

人々の苦労も頑張りも見栄もユーモアも、今も昔も変わらないのだなと思えたことがほっこり嬉しい。講師増井さんのお陰ですね。増井さん、ありがとうございました。来月の文化講座「武蔵国分寺のはなし」が楽しみです。

武蔵国分寺跡資料館ですが、展示しきれないものがまだまだたくさんあるそうです。もっと規模の大きい新たな資料館の開館が望まれます。(記:小野)

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